Apple Mac PCでwindows10など他のオペレーティングシステムを利用しなければならなくなることがありますが、そんな時にもIntel ベースのMacにはMicrosoft Windowsがインストールできます。

Mac OSに標準で備わっているBootcampを用いることによってインストールしたWindows10とMac OSをシチュエーションに応じて切り替えて起動することができます。

ただ、切り替えるためにはP Cを再起動しなければならず、開いているアプリケーションやファイルを閉じなくてはなりません。今開いているファイルやプログラムをそのままにしてWindowsを開くことはできないのでしょうか?

そんな時に便利なのがエミュレーターソフトです。

Mac OSでWindowsや他のオペレーティングシステムをエミュレートソフトを使って起動すればWindowsなど他のO SをMacのいちソフトの様に起動して利用することができます。

Macで利用できるエミュレーターはいくつかありますが、よく利用されているのはVMware FusionやParallels Desktopなどが有名です。

最近は値段が少し安いことなどからParallels Desktopが人気のようです。

ただ、Parallels Desktopは1ライセンスで1台のP Cでしか利用できませんので、複数のMacでエミュレーターを利用する場合は価格を抑えるためにもVMware Fusionの方がお得です。

また、BootcampにインストールされたWindows10からもイメージを読み込んでエミュレートすることができるのでWindowsをフルパワーで使用する場合はBootcampで起動し、それほど重い処理を行わない場合はVMware FusionでエミュレートしてWindowsを使用するといった柔軟な使い方が出来ます。

そんなVMware Fusionですが2020年9月現在、最新版のVMware Fusion12がリリースされています。今回の更新の最大の目玉はなんといっても個人利用の場合は無償で利用できる様になったことです。

これまでVMware Fusionは新規購入だと10,000円以上。バージョンアップでも7,000円以上していましたからこの変更はかなり有難い変更です。

早速、VMware Fusion11からVMware Fusion12にバージョンアップしてみましょう。

すでにVMware FusionがインストールされているならVMware Fusionを起動し、Mac PC画面左上のVMware Fusionから更新の確認をクリック。すると、利用できる更新があることを知らせてくれます。

詳細情報をクリックするとVMware Fusion12の入手ページを開いてくれます。

ところがこのページではVMware Fusion 12 Playerを購入することになってしまいます。

どうすれば無償版を入手できるのでしょうか?

以下のリンクから無償評価版のVMware Fusion 12 Playerを入手します。

https://www.vmware.com/jp/try-vmware.html

Fusion 12 Player for macOS10.15+

Register for a Personal Use License

をクリック。また同じ画面に戻ってしまう場合は無償評価版の入手ページを日本語から北米United States (English)に変更する。

そのページのDownlordsからFusionを選択して開く。

すると英語のページでVMware Fusion 12のダウンロード出来ます。

ダウンロードが完了したらファイルを開きインストールを行います。

インストールの途中でライセンスキーの入力画面が出てきて、ライセンスキーの購入と無償のライセンスキーの取得と、30日の試用選択する画面が出てきます。

無償のライセンスキーの取得をクリック。

Personal Use Licenseを入手するページが開かずに無償評価版の入手ページが開いてしまい何度やっても無償評価版の入手ページしか開かないことがあります。

そんな時はブラウザを変更するか直接以下のリンクを開いてください。

https://my.vmware.com/web/vmware/evalcenter?p=fusion-player-personal

もうすでにFusionを購入してアカウントを持っている方はログインするとマイページにPersonal Use Licenseが表示されています。

もしアカウントを持っていないならアカウントを作成してログインすればPersonal Use Licenseが入手できるはずです。

それをインストール途中のFusion12 ライセンスキー入力画面にコピー&ペーストします。

続けるをクリック。

インストールが完了しました。

今後Intel版ではなくsilicon版のMacが発売されるとWindowsはインストールできなくなるとも言われています。

おそらくBootcampでWindowsを使用することは難しいと思われます。

現時点ではVMware Fusionなどのエミュレーターでもsilicon版MacでWindowsを動かすのは難しいと言われていますが、VMwareさんに頑張ってもらってsilicon版が普及する頃には今までの様にMacとWindowsを1台のパソコンで共存できる様であって欲しいですね。