海外渡航の際に国内で使用する携帯電話と国外で使用する携帯電話の二台必要になることってありますよね。

そんなときにはSIMカードを2枚挿入することができるデュアルSIM対応のスマートフォンを利用すると便利です。

中国産のスマートフォンの多くはデュアルSIMに対応しています。

その中でも特にDSDV同時待ち受け対応の機種を選ぶならばそれぞれのSIMを切り替えることなくそれぞれの電話番号で通話や受信を行うことができます。

国内でもそのようなスマートフォンを利用する人も多くなってきたと思います。

そのような中国産のスマートフォンの多くはデュアルSIMに対応しているだけではなく大画面のものが多く,単なる電話としての機能だけでなくウェブサイトの閲覧やまた電子書籍リーダーとしても活用できます。

中国産のスマートフォンとして国内で有名なのはハウェイですがそれ以外のメーカーも比較的安価で高機能なスマートフォンを販売しています。

例えばシャオミーはアップルの製品を模倣したようなパソコンやスマートフォンを製造販売していますがiPhoneやMacと比べるとはるかに安価です。

日本の上にも参入したと言うことなので今後が楽しみですね。日本の市場に合わせて価格が上昇しないと良いのですが…

そんな中国のスマートフォン企業の中で、OUKITELというメーカーがあります。

中国では良い評価を得ているスマートフォンメーカーで日本ではあまり知られていませんが最近ではアマゾン等でも製品が販売されています。

OUKITELは現在のスマートフォン市場が価格が高額であることに疑問を呈して高性能なスマートフォンを安価で提供しています。

そんなOUKITELのスマートフォンの中で安価でありながら大画面のOUKITEL K9を紹介いたします。

OUKITEL K9の魅力はなんといっても7.12インチの大画面と6000mAhと言うあまり見かけないほどの大容量のバッテリーを搭載したDSDV同時待ち受け対応のDual SIMのスマートフォンであるということです。

大画面で液晶もとっても綺麗

参考に他の大画面スマートフォンとの比較

左がiPhone 11 ProMax

中央がXiaomi Mi Max

右がOUKITEL K9

横幅はXiaomi Mi Maxが一番広いようですが、液晶の占有率から考えるとOUKITEL K9が一番大画面。

またSIMフリーですので様々な携帯キャリアのSIMを使用して通信することができます。

またこのデュアルSIMは他の中国製のDual SIMのスマートフォン同様1つを通信用のSIMに利用しもう一つのSIMスロットにマイクロSDカードを挿入してストレージを増やすために用いることもできます。

他にも指紋認証と顔認証を両方搭載していてOSはアンドロイド9.0が搭載されています。

これだけのスペックを搭載していながら価格はアマゾンで30,000円から40,000円程度で販売されています。

もちろん処理能力などを考えると最新のiPhone等には及びませんがここまでの機能を搭載していながらこれほど価格が安いと言うのはかなり魅力的なのではないでしょうか。

そんなOUKITEL K9ですがデメリットや注意点もあります。

まず日本国内向けに製造販売されているものではありませんので充電器が日本のコンセントには合わないプラグが用いられています。ですから購入して日本で使用するためにはプラグの変換アダプターが必要になるでしょう。

USBの充電プラグを持っているならそれでも充電はできるので必ず必要というわけではありませんが、コンセントからの充電を行うために入手しておくと良いでしょう。

またOUKITEL K9はそれほど高い処理能力のCPUが搭載されているわけではありませんのでバリバリゲームを行うなどには向かないでしょう。

またこのOUKITEL K9はType-Cが搭載されていますがイヤホンジャックがありませんのでイヤホンを挿入するためにはType-Cに変換アダプターを接続してイヤホンを接続する必要があります。

イヤホンジャックの変換アダプターは本体に付属しています。ですから追加に購入する必要はありません。

また国内向けに販売されているスマートフォンではないためSIMフリーと言いましても日本国内の携帯通信キャリアの全てが使用できるわけでは無いようです。

ですからドコモやソフトバンクau等通信キャリアが対応しているか確認する必要があるでしょう。

おそらくドコモやソフトバンクの通信回線には対応していると思いますがauの通信回線には対応していない可能性があるので注意が必要です。

またドコモのXiは対応しているようですがFOMAの回線には対応していないと言う販売業者のアナウンスもあります。

デュアルSIMを搭載した中国版スマートフォンを利用する方の中には1枚は通話用のSIMそしてもう1枚はデータ通信用のSIMと言う使い分けをしておられる方も多いと思います。

そういった使い方をする場合通話用のSIMがもしガラケーのSIMである場合サイズが異なるので携帯ショップで有料でマイクロSIMに交換していただく必要があります。

また設定によってはガラケーのSIMを挿入しただけでは通話ができないトラブルが発生することがあります。

そんな時は2つのSIMを入れ替えてみると通信ができるようになったりします。例えばSIMスロット1に音声通話、SIMスロット2にデーター通信にしていた場合、SIMを物理的にスロットを差し替えて、SIMスロット1にデーター通信、SIMスロット2に音声通話にすると通信が行われるようになります。

ただ、音声通話だけはなぜか通信できない状態が続くことがあります。

画像のように4G Lteのデーター通信は接続出来ているのに、もう一つの音声通話のほうのSIMは未接続の状態になります。

再起動すると電波を掴んで接続中になりますが、しばらくすると未接続になり、音声通話の送信も受信もできなくなってしまいます。

そんな時に試してみると良いのは設定のモバイルネットワークで音声通話用のSIMの方の詳細設定で有線ネットワークタイプを4G(推奨)ではなく3Gに変更してみることです。

設定のモバイルネットワーク

SIMの詳細設定

ドコモのXiなどでは問題ないかもしれませんが、FOMAの音声通話のみのSIMをnanoSIMに変更している場合は4G(推奨)になっているとしばらくは繋がるものの、接続が途切れてしまうのではないかと思われます。

FOMAの音声通話のみのSIMの場合、3Gにすることによって接続状態を保つことができます。

もしOUKITEL K9など格安のデュアルSIMフリーのスマートフォンでSIM1は音声通話かけ放題、SIM2はデーター通信のみの格安SIMを利用するなら月々の通信量を大幅に節約することができます。

もちろん端末の料金は別ですが、端末自体の代金が安いですので分割にして月々の通信量に含めると大手キャリアの通信料金より大幅に節約できます。

もちろんそのような端末に技適マークがついていない場合、法律に違反することになるのでそのような使い方はお勧めはできませんが、技適マークのない端末の使用に関してもこれだけ海外から観光客を呼び込んでいる昨今、緩和の動きも見られていますし、海外渡航の際に利用するのは問題ないと思われますのでそのような機会にはデュアルSIMの格安スマホを利用するのもいいかもしれませんね。