アメリカで銃の誤射事件が相次いでいます。米西部のアリゾナ州の射撃練習所で2014年8月25日に9歳の少女がインストラクターの指導のもとマシンガンの射撃を行っていたところ単発発射は上手くいったものの、連続発射の際に銃が跳ね上がり、インストラクターの男性の頭部に命中しこのインストラクターの男性は死亡しました。
これがその時の映像です。
そのショックもさめない26日に今度は米ネブラスカ州オマハで、警察密着ドキュメンタリー番組「全米警察24時コップス(Cops)」で強盗事件の現場に駆けつけた警官に同行していたチームの男性が、警官が容疑者に向け撃った銃弾に当たり死亡する事故が起きています。
その際、容疑者の男性も射殺されましたが、その容疑者が発砲していたのは後で空気銃であったことが判明。何とも後味の悪い事件になりました。
アメリカは銃社会で憲法でも銃の所持、使用が認められていて子供であっても指導のもとであれば銃を撃つことが出来る国ですが、果たして子供に銃を撃たす必要があるのでしょうかね。
アメリカでは7歳から銃の射撃訓練を受けられるところがあり、今回事故のあった米西部のアリゾナ州の射撃練習所でも8歳から訓練を受けられるようです。アメリカはこれまで世界の警察官として行動し、今後も戦闘力の高い人間を育てて軍事力を維持していかなくてはなりませんから仕方がないことなのかも知れませんが、何とも痛ましい事故、事件です。
アメリカでは交通事故の死亡者より銃による死亡者が多いようですが、これから必要な対策がとられ、事故や事件が減るといいですね。